タクシー VS Uber : どちらが快適か

サンフランシスコ本拠のUber Technologies社(Uber)は、2009年に、画期的な配車アプリで交通革命を巻き起こしました。Uberのサービスは、Android、iOS、およびWebアプリで利用可能です。利用者は、アプリを通して運転手と繋がることができます。そして、ほとんどの場合では、タクシーより手頃な価格で利用できます。

Statistaによると、2019年には、毎月1億1,000万人がUberを利用していました。利用者数が非常に多く、専門家は、なぜこれほどまでの人々がUberを利用するのか、不思議に思っています。

いつでもどこでも迅速な対応

多くのタクシー会社が目的地まで乗客を迅速に送り届けられていなかったことが、Uberの成功に繋がったと考えています。タクシー会社側は、運転手に対して、時間通りに乗客を送り届けられないことを、頻繁に非難しています。一方で、運転手側は、短距離乗車の料金が安すぎることに不満を募らせており、タクシー業界に、負のサイクルが出来上がってしまっています。

公共交通機関は、24時間利用可能ではなく、タクシー会社も、全社が24時間対応をしているわけではありません。そこで、バスや電車が終了している時間帯には、多くの人々が仕事や飲み会帰りに、Uberを利用するようになりました。

安全性

また、多くの乗客は、安全性も考慮して、他の選択肢よりUberを好んで利用しています。過去には、運転手が乗客を襲うなど、Uberにも安全性に大きな問題がありました。しかし今では、すべての運転手に対する、車両検査と犯罪歴チェックを含めた、年に1回の身元調査が義務付けられています。これには、複数州での犯罪歴データベース、運転記録、全国性犯罪者データベースの確認などが、含まれています。

飲み会後の利用

遠隔地での飲み会で飲みすぎた後では、タクシー会社に対応をしてもらうのは難しい場合があります。一方、Uberは、世界中900の都市で400万人の運転手を抱えています。利用者は、アプリで早めの時間帯に、近場にいる運転手を探しておくことができます。

しかし、酔い過ぎた乗客への対応は、困難な場合があります。場合によっては、暴力的な乗客が運転手を襲った例もあります。インドでは、緊急時に警察に通報できる「パニックボタン」の利用が推奨されています。このボタンは、Uberアプリに内蔵されています。2018年からは、米国でも、Uberの運転手はこの「パニックボタン」を利用できるようになりました。

ほとんどの人は、自家用車を持つのに掛かる費用を、過小に見積もっていますが、自家用車を所有し運転するために掛かる費用は、決して安くはありません。自家用車を必要としない都市部の住民にとっても、Uberはコストを大幅に抑えられる便利なサービスです。